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#13 三兄弟の橋が気になる
新しくなった梅ヶ丘図書館は、3階から羽根木公園へ直接つながるブリッジができて、本当に行きやすくなりました 。 公園を散歩したついでにふらっと立ち寄るのが、今の私のお気に入りです 。
『昔の代田』
図書館の「地域資料」のコーナーで、こんな本を見つけました。
『昔の代田』
代田の古老・故 今津博さんが、ご自身の記憶を丁寧に綴られた本です。
今津さんが代田に越してきた昭和6年、このあたりは小田急線が開通したばかりののんびりした土地だったのだそう。新宿育ちの少年今津君は、「僕はこんなところに住むの!」と驚いたそうです。
こういう本に出会えるのも図書館ならではですね。ありがたいことです。
井の頭線の「三兄弟の橋」
この本の中に、お散歩的に興味深い「橋」のお話が出てきます。
井ノ頭線には「新代田」と「東松原」の間に三兄弟の橋が架かっている。長男格は環七通りの中原橋。次男格は東松原寄の中丸橋。三男格が真ん中の名もない幅三米程の貧弱な橋である。そして、長男・次男はそれぞれ身の丈に合うように新調されたのに、両親は三男のことまで手が回らないのか七十年前のまま。
(中略)
松原方面から来た車が、環七を大森方面に右折しようとすると、三男橋を渡らなければならない。七十年前に車の通行など予測しないで造られた橋であり、またその後あまり手が入れられていないので、寄る年波に欄干の鉄骨は錆び床のコンクリートは剥げてしまっている。それよりも道路と橋が鋭角になっているため、曲技的な切り替えをしなければならない。ドライバーの不機嫌もこの辺にあるのだろう。いずれにしても早く三男橋を綺麗に架け替えて欲しいものである。——今津 博著『昔の代田』より引用
今津さんが「早く架け替えてほしい」と願っていたこの「三男橋」。 平成17年(2005年)12月6日に架け替えられ、「羽代橋(はねしろばし)」と命名されたそうです。羽根木と代田を結ぶから「羽代」なんですね。
現在の地図で見ると、このあたり。
今津さんがボヤいている三男橋の鋭角は昔と比べて改善したのでしょうか。幅はそれほど広くなってないような。

松原方面から来た車が環七へ抜けようとすると、今でもちょっとしたシケインのような動きになります。これが今津さんのおっしゃる”曲技的な切り替え”に思えなくもないけれど、昔はもっとすごかったのだろうか、と想像が膨らみます。
まぁ、今はここを車で抜けようとる人はあまりいません。南の方にもうちょっと広い道があるので、環七へ抜けようするとする車はそこを通るのではないでしょうか。時代は変わりましたね。
それよりも、次男の中丸橋。

橋を渡ってすぐのこの道のつくり、どうなんでしょう。見通しが悪いな、といつも思うんですよね。これは橋のせいではないですが、車も歩行者も自転車も通る方はどうぞお気をつけてください。
それにしても、この中丸橋は地図に名前が載っているのに、羽代橋は名前が載ってないんですよね…。相変わらず三男はちょっと放置気味のような気もします。
ちなみに、この端から見える井の頭線の線路沿いには、これからの季節、紫陽花がたくさん咲きます。撮り鉄スポットですよ!たぶん。来月は撮った写真を載せられるといいな、と思います。
ではまた!