駅周辺エリア
#16 東松原駅のアジサイ事情・2026
東松原といえば、井の頭線の線路脇を彩るアジサイが有名ですよね。
もともとは1990年、雨の日に斜面が崩れるのを防ぐ「防災緑化」として植えられたのが始まりだそうです。アジサイの丈夫な根が天然の補強材となり、土砂の流出を防ぐ役割を果たしてきました。
2001年からは夜間ライトアップも始まり、初夏の風物詩として長年親しまれてきました。


しかし最近、「以前よりアジサイが少なくなった気がする」「ライトアップも見かけなくなったな」と感じている方もいるのではないでしょうか。
実は、1990年の植栽から約30年が経過し、アジサイが根詰まりを起こして老朽化したため、2019年に大規模な植え替えが行われました。
現在は新しい苗木が根を張るための大切な時期ですが、近年の厳しい猛暑や水不足の影響を受け、生育には厳しい環境が続いています。
もともと斜面は乾燥しやすく、あの場所は日当たりも良好です。人間にはありがたい環境ですが、若いアジサイにとってはなかなか過酷なのかもしれません。

そんな過渡期にある東松原駅のアジサイですが、周辺にも楽しめるスポットがあります。
新代田駅〜東松原駅間の線路沿い
東松原駅から新代田駅方面へ歩くと、線路沿いの歩道や踏切周辺からアジサイを眺めることができます。
以前ご紹介した中丸橋や羽代橋は、井の頭線とアジサイを一緒に撮影できる人気スポット。毎年カメラを構える方の姿も見られます。

赤松ぼっくり庭園緑地
この緑地の周辺では、毎年白いアジサイが咲きます。
ふんわりとした花姿がかわいらしく、緑とのコントラストも魅力です。

羽根木公園
羽根木公園にはアジサイの名所のような華やかさはありませんが、木立の中にぽつりぽつりと咲く姿が印象的です。散歩の途中で見つけると、少し得をした気分になります。

まとめ
今、東松原駅ホームのアジサイたちは、次の全盛期に向けて静かに力を蓄えている最中です。
厳しい暑さや乾燥に耐えながら、一生懸命に根を張り、再び美しい花を咲かせようとしています。
いつか再び、あの幻想的な夜間ライトアップが復活する日が来るかもしれません。
その時を楽しみにしながら、羽根木公園や世田谷線沿線など、近隣のアジサイスポットをのんびり巡ってみるのもよさそうですね。
それではまた。